研究課題/領域番号 |
17K09323
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
三石 正憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50468485)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨格筋ミトコンドリア / サルコペニア / アミノ酸代謝 / エピゲノム / アミノレブリン酸 / ステロイド / 身体能力 / 加齢 / 骨格筋 / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
電子キャリア前駆体であるアミノレブリン酸(ALA)のサルコペニアへの影響を検討した。ALAはミトコンドリアを活性化し、アミノ酸代謝を介して骨格筋量を増加させ、効果的に身体能力を向上させた。これらの結果をもとに、ヒトへの応用を目指した研究課題「骨格筋ミトコンドリアとアミノ酸代謝に着目したサルコペニア先制医療の開発」が2018年度AMED事業に採択され、現在進行中である。 次にデキサメタゾン(Dex)投与によるサルコペニアモデルマウスの解析を行った。Dex投与終了後も持続的に著明な耐糖能障害を認めた。末梢血単核球におけるDpp-4プロモーター領域のエピゲノム変容が関与した可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは転倒・骨折のみならず心血管病の強いリスクとなることが知られ、非常に重要な疾患である。従来の治療法は骨格筋量増強に重点が置かれ、心血管病予防の観点からは十分とは言えないものであった。ALAは骨格筋量のみならずミトコンドリアを活性化し、効果的に身体能力を向上させた。この結果を元にヒトへの応用を目指した研究も開始されており、サルコペニア治療において非常に大きな意義を有すると考える。また、ステロイドは実臨床において有効な治療であるが、重大な副作用も知られている。このメカニズムの一部が解明されることは、今後のステロイド治療を安全かつ有効に行う上で非常に意義があることであると考える。
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