研究課題
基盤研究(C)
カルシニューリン1(RCAN1)の調節因子は、神経系の可塑性を調節する脳由来神経刺激因子(BDNF)を調節することによってうつ病状態に関与する可能性がある。ApoE遺伝子多型は、アルツハイマー病(AD)の発症における最も強力な遺伝的危険因子の1つである。そこで、神経および心臓保護の役割の両方を調べた。 ApoEノックアウト認知機能障害マウスで、自発的な有無にかかわらず高脂肪または低脂肪食を与え 3ヶ月間の動きを解析した。高脂肪食と運動の組み合わせは、うつ病の障害を減らすことができる。運動と低脂肪食は、心臓保護につながる。 RCAN1発現の誘導は神経可塑性と心臓機能の両方に影響する。
肥満や認知症に於いて、高脂肪食は善か悪かの結論がない。また運動との組み合わせでは、認知機能にどう影響するかは不明である。そこで、本研究では認知機能障害マウスモデルを用いて3か月の食事と運動により解析した。結果として、高脂肪食と運動の組み合わせは、うつ病の障害を減らすことができる。更に、運動と低脂肪食は、心臓保護につながる。あまり低脂肪食偏重で運動すると、逆に認知機能改善には作用しないということである。逆に高脂肪食で運動しないと認知機能にも心保護にも悪影響を及ぼすものである。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件)
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