研究課題/領域番号 |
17K09333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 明治国際医療大学 |
研究代表者 |
苗村 建慈 明治国際医療大学, 臨床医学講座, 教授 (30228085)
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研究分担者 |
浅沼 博司 明治国際医療大学, 臨床医学講座, 教授 (20416217)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患 / COPD / 気管支喘息 / 鍼灸治療 / acupuncture / 統合医療 / 慢性呼吸器疾患 / 肺気腫 / 慢性気管支炎 / 特発性間質性肺炎 / 地域医療 / 東洋医学 / 呼吸器疾患 / 心機能 / 。特発性間質性肺炎 |
研究成果の概要 |
現代医学の標準的治療に鍼治療を併用した統合医療により、慢性呼吸器疾患(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD))に対する臨床効果を検討した。1. 気管支喘息では、運動誘発性喘息と診断された患者23名を対象に鍼治療を行い、運動負荷後の閉塞性換気障害の増強を示す1秒量の低下、喘息の病態である気道過敏性の亢進、病因である気道炎症の抑制効果が有意に認められた。2. COPDでは、患者8名を対象に鍼治療を併用し、修正MRCの呼吸困難重症度やGOLD重症度分類で示される病期が改善する傾向が、認められた。6分間歩行試験による歩行距離が増加し、運動耐容能の有意の改善も認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、鍼治療により、COPD の予後予測因子であるBODE indexが有意に改善し、COPDに合併する肺高血圧症や右心不全の改善傾向も認められ、予後の改善効果が示唆された。予後予測因子のBODE indexの改善と、予後不良因子の肺高血圧や右心負荷の改善傾向は、これまでに報告がなく、本研究の特色である。さらに、症例を増やし、対照研究とし、研究を深めていく必要があると考えられる。
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