研究課題/領域番号 |
17K09362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | びわこリハビリテーション専門職大学 (2020-2022) 藍野大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
田中 弘一郎 びわこリハビリテーション専門職大学, リハビリテーション学部, 教授 (00171752)
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研究分担者 |
吉岡 芳親 大阪大学, 先導的学際研究機構, 教授 (00174897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 機能性胃腸症 / ストレス / 脳腸相関 / 超高磁場機能的MRI / イメージングバイオマーカー / 機能的MRI / 分子イメージング |
研究成果の概要 |
脳腸相関を可視化するためMn2+を用いた超高磁場機能的MRIによるマイクロイメージング法を開発し、慢性および急性ストレスモデルにおける脳神経活動の可視化を行った。慢性予測不能軽度ストレス負荷マウスでは、機能性胃腸症に関連する摂食行動に関与する視床下部に神経活動の有意な変化がみられた。急性ストレスモデルである拘束ストレス負荷マウスおよびラットでは、予想に反して脳内の神経活動に有意な変化が認められなかった。Mn2+の取込み時間が原因と考えられた。今後、これらのストレスモデルの更なる解析を通して機能性胃腸症の発症メカニズムの解明と診断・治療に役立つイメージングバイオマーカーの開発を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能性胃腸症や過敏性腸症候群などのストレス関連疾患の発症に関与する神経系を介した脳と腸の相互作用(脳腸相関)を超高磁場機能的MRIを用いてリアルタイムかつ非侵襲的に可視化する方法の開発は、ストレス関連疾患の発症メカニズムを解明するための基盤研究を促進するだけではなく、ストレス関連疾患の診断及び創薬スクリーニングの評価や薬剤の治療効果を評価する新規イメージングバイオマーカーの開発に繋がると期待される。更に、超高磁場機能的MRIを用いた脳のマイクロイメージングは、リハビリテーションの対象となる脳・神経系疾患の発症メカニズムの研究や各療法の診断や治療効果を評価する方法として用いられる可能性がある。
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