研究課題/領域番号 |
17K09366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
平賀 寛人 弘前大学, 医学研究科, 助教 (80637546)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ビタミンA / マクロファージ / オートファジー / インフラマソーム |
研究成果の概要 |
1. VAD DSS腸炎マウス大腸粘膜下層では非古典的インフラマソームが活性化している。2. レチノイン酸受容体(RAR)阻害薬処理したマクロファージ細胞株(RAW264.7)では、非古典的インフラマソーム経路によるパイロトーシスが亢進している。3. 抗IL-1b抗体はVAD DSS腸炎マウスにおける生存率・体重曲線を有意に改善させる。4. 活動期CD患者の血清中ビタミンA濃度は、非活動期CD患者と比較して有意な低下を認めた他、CRPと有意な相関関係を認める。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
VADマウスでは腸炎モデル・感染モデルのいずれにおいても宿主抵抗性が減弱しており、ビタミンAがマクロファージのパイロトーシスに及ぼす影響と炎症性腸疾患の病因・病態に関与している可能性が示唆された。ビタミンAが自然免疫系におけるパイロトーシスに及ぼす影響を明らかにすることで、自己炎症性疾患に対する寛解導入・維持療法への応用や診断・治療効果判定の新規バイオマーカーとなる可能性があるという点で非常に有意義と考えられた。
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