研究課題/領域番号 |
17K09383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
川島 耕作 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10609267)
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研究分担者 |
石原 俊治 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (80263531)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 腸管免疫 / 制御性B細胞 / MFG-E8 / IL-10 / 制御性B細胞(Breg) / 大腸癌治療 / MHG-E8 / 制御性B細胞(Breg) |
研究成果の概要 |
これまでに、MFG-E8 (Milk fat globule-Epidermal growth factor-8)が癌増殖を促進することを明らかとしたが、MFG-E8による制御性B細胞(Breg)を介した腫瘍免疫に関する機序は解明されていなかった。今回の申請課題で得られた知見として、MFG-E8 ノックアウトマウスにてBreg数の減少、BregのIL-10 産生能低下を認め、Bregの発生や分化にMFG-E8が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。MFG-E8によるBregの活性化や機能促進は宿主の腫瘍免疫抑制を介して大腸癌の発生や進展に影響する可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回のMFG-E8 ノックアウト(KO)マウスを用いた研究では、MFG-E8が制御性B細胞(Breg)の発生や分化に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。炎症性大腸癌モデルにおける大腸発癌と癌進展抑制に関しては期待した成果は上げることは出来なかったが、MFG-E8によるBregの活性化や機能促進は宿主の腫瘍免疫抑制を介して、大腸癌の発生や進展に影響する可能性があると考えられた。今後、腫瘍に対する免疫療法の新規開発につながる可能性があると思われた。
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