研究課題/領域番号 |
17K09428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
高見 太郎 山口大学, 医学部, 講師 (60511251)
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研究分担者 |
藤澤 浩一 山口大学, 医学部, 助教 (00448284)
松本 俊彦 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70634723)
山本 直樹 山口大学, 大学教育機構, 准教授 (90448283)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肝硬変症 / 再生療法 / 間葉系幹細胞 / 細胞外小胞 / エクソソーム / 骨髄細胞 / 肝再生 / 肝硬変 / 肝臓再生 |
研究成果の概要 |
骨髄間葉系幹細胞(骨髄MSC)は、肝臓を含む各種臓器の再生療法における有望な細胞源として期待されており、その臨床応用も広く進められている。全骨髄細胞を活用した新規調整培地により、培養骨髄MSCの細胞形態の変容や増殖能の低下を抑制するとともに、ミトコンドリア酸化的リン酸化活性を抑制し、TNF-stimulated gene 6産生能を亢進させ、肝硬変モデル動物への投与実験で肝線維化を改善させることを確認した。以上のように、骨髄由来の液性因子を活用した新規培養法を開発し、これが肝臓再生療法に用いる骨髄MSCの品質を向上させることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療効果と安全性を高めた肝臓再生療法を開発するには「高機能・高品質な骨髄MSC」の新規培養法の開発が必要であったが、今回の研究により、全骨髄細胞の培養上清を活用した新規培養法を開発した。また、この培養法は肝臓再生療法に用いる骨髄MSCの品質を向上させることを確認したため、より治療効果の高い骨髄MSCを用いた再生療法の開発につながる。さらに肝臓以外の線維症に対する治療への応用も可能となる。
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