研究課題/領域番号 |
17K09462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
高木 章乃夫 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80359885)
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研究分担者 |
森田 英利 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (70257294)
松本 和幸 岡山大学, 大学病院, 助教 (40795027)
高原 政宏 岡山大学, 大学病院, 医員 (80738427)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 膵癌 / 腸内細菌叢 / 腸内環境 / 腸内細菌叢解析 / 細菌 / 内科 |
研究成果の概要 |
腸内細菌叢解析では、便の解析で、膵癌では細菌叢の多様性が低下、抗がん剤治療の副作用を生じにくい可能性がある菌の減少があり、この菌は食事中の繊維摂取により増加する可能性がある事から、膵癌発症後でも繊維成分の摂食を増やすことで、治療経過を改善できる可能性があると考えられた。また大腸癌などでもリスク菌である可能性が報告されている菌が増加していることから、予防的治療ターゲットになる可能性が示された。また口腔内の細菌叢解析よりは、膵癌症例で歯周病菌の中でも口腔癌のリスクである可能性を報告されている菌が増加、予防歯科系診療科との今後の共同作業による検討が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌と膵癌リスクを有するIPMNの間で腸内細菌叢解析を比較、膵癌では細菌叢の多様性が低下、抗がん剤治療の副作用を生じにくい可能性がある菌の減少が明らかになった。この菌は食事中の繊維摂取により増加する可能性がある事から、膵癌発症後でも繊維成分の食事を増やすことで、経過を改善できる可能性があると考えられた。膵癌で、大腸癌でも発癌リスクの可能性が報告されている菌が増加しており、予防的治療ターゲットになる可能性がある。口腔内の細菌叢解析よりは、膵癌で歯周病菌の中でも口腔癌のリスクであると報告されている菌が増加、歯周病対策などにより膵癌リスクを低下させることが出来る可能性があることが明らかになった。
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