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左室駆出率40-60%の心不全に対するβ遮断薬、RAS阻害薬の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K09517
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

大手 信之  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10185332)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードHFpEF / 前向き観察研究 / 左室駆出率 / β遮断薬 / レニンアンジオテンシン系阻害薬 / 心不全 / 心筋保護薬 / 多施設共同 / 前向き / registry / 観察研究 / RAS阻害薬 / HFpEF / 予後
研究成果の概要

左室収縮機能の維持された心不全の治療薬探索に関する多施設共同登録・観察研究は、心不全入院患者を退院時の左室駆出率(LVEF)で層別化し、LVEF 40%-60%、60%以上の2群に分けて観察したとき、β遮断薬やRAS系阻害薬などの心筋保護薬の効果に2群間で差があるか否かを検証する研究である。イベント(総死亡+心不全悪化による入院)発生率は、登録患者の LVEFの範囲内において、LVEFが高値になるほど有意に高値であった。RAS系阻害薬はLVEFの値にかかわらずイベントの発生率を有意に抑制した。すなわち、エンドポイントに対し、左室駆出率とRAS系阻害薬の投与には交互作用なし。仮説は否定された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

未だエビデンスに基づいた治療法の確立されていない左室駆出率の維持された心不全(HFpEF)に対する心筋保護薬の有効性を検証した。本コホートの予後に対して、左室駆出率そのものの関与が大きく(左室駆出率が高いほど予後が悪くなる)、加えてRAS系阻害薬の予後改善効果が左室駆出率にかかわらず認められた。予後に対し、RAS系阻害薬と左室駆出率の間に交互作用が認められた。HFpEFの予後は、左室駆出率に有意に依存し、RAS系阻害薬は予後改善効果を示す。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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