研究課題/領域番号 |
17K09541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
宮本 康二 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (50726429)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | atrial fibrillation / anticoagulant / 心房細動 / 抗凝固療法 / 血中濃度 / 薬物血中濃度 |
研究成果の概要 |
心房細動による脳梗塞予防として投与されている直接経口抗凝固薬に関して、その血中濃度を測定し、出血性合併症発生リスクの検討を行った。 1. 直接経口抗凝固薬の血中濃度測定は、カテーテルアブレーション時の合併症予防管理に有用であることが示された。2. 直接経口抗凝固薬と併用されることが多いプロトンポンプ阻害薬は、直接経口抗凝固薬の血中濃度に影響することが判明した。3. 直接経口抗凝固薬の投与量に関して、通常量を投与した場合に比べ、薬剤投与量を減量した場合、直接経口抗凝固薬の血中濃度が低下し、塞栓リスクを上昇させる可能性があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心房細動による脳梗塞予防として直接経口抗凝固薬が投与されるが、直接経口抗凝固薬の投与によって、出血性合併症を生じることがある。直接経口抗凝固薬の薬剤血中濃度と出血性合併症の関連は不明であった。本研究により、直接経口抗凝固薬の薬剤血中濃度(測定)が、1. カテーテルアブレーションの際の出血性合併症の予防管理に有用であること、2. 他剤の影響を受けること、3. 直接経口抗凝固薬の減量により影響を受けること、が示された。 以上のことから、直接経口抗凝固薬の薬剤血中濃度測定を行うことが、直接経口抗凝固薬による出血性合併症を減らすために有効であると考えられる。
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