研究課題/領域番号 |
17K09544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
李 梅花 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 上級研究員 (60443496)
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研究分担者 |
鄭 燦 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特任研究員 (50443495)
稲垣 正司 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 非常勤研究員 (80359273)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 急性心筋梗塞 / 慢性心不全 / 薬理的迷走神経刺激 / 心臓リモデリング / 心血管新生・分化 / 心筋梗塞 / 心不全 / 迷走神経刺激 / 心血管再生 |
研究成果の概要 |
虚血再灌流後の心臓において,急性期心筋細胞の生存数は、慢性期の心筋梗塞面積・心臓リモデリング・心機能不全の進行に関与する重要な要素である。 本研究で,私たちは臨床実用化を目指して、虚血30分後再灌流心筋梗塞ラットにおいて、ドネペジル早期投与による薬理的迷走神経刺激が、急性期の抗アポトシス・抗炎症作用・免疫調節作用によって、心筋細胞の生存を有意に上昇しることを明らかにした。その結果、遠隔期の心筋梗塞の縮小と心臓の繊維化及び肥大を抑制し、心血管新生を有意に促進した。そして、心不全の重要な指標である血中カテコラミンやBNP等低下させ、心臓リモデリングや心機能不全の進行を有意に抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで臨床でPCIの進歩・普及によって急性心筋梗塞の死亡率は劇的に低下するが、壊死心筋組織や再灌流による炎症反応によって、多くの心筋細胞を失って、遠隔期の心臓リモデリングや心不全まで進行し、最終的に慢性心不全の患者数が莫大に増加し、長い年月で入退院繰り返すことによって、社会的に大きな医療負担を増加する。本研究の研究成果は、ドネペジルの早期投与を臨床でPCI後の新しい薬物補助治療として、急性期の抗アポトシス・抗炎症作用によって心筋細胞の生存率を増加し、心血管新生を促進することによって、遠隔期の心筋梗塞を縮小し、心臓リモデリング・心不全の進行を突き止め、社会的医療負担の低下に貢献できる考える。
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