研究課題
基盤研究(C)
非造影T1強調核磁気共鳴画像法(MRI)を用いた低侵襲冠動脈硬化疾患の診断技術は、将来における冠動脈硬化症のスクリーニング技術として期待されることから、本研究ではT1強調MRIの精度の高いリスク層別化法としての技術の確立、分子を含めた病態の解明を行う研究を行った。まず将来の冠動脈イベントと直結する、T1強調MRIにて高信号に可視化される冠動脈プラークの病的意義および自動定量を目標に取り組んだ。結果高信号冠動脈プラークは血管内画像診断法・病理組織所見から脂質成分に富み、プラーク容量が大きいことが推定され、市販ソフトを用いた3次元半自動冠動脈プラーク評価法は精度高くその後の事故予測可能であった。
若年者の冠動脈疾患発症はその後の多くの介入が必要となるため、未然に発症を予防する・予知する低侵襲的手法の開発が求められている。近年、造影X線冠動脈CTを用いた動脈硬化の解剖学的情報を知ることがその後の冠動脈疾患発症リスクを軽減させることが報告されている。すなわち冠動脈硬化の解剖学的情報を知ることがその後の新たな介入が可能となり、予後を改善させることができるという期待が持たれている。この核磁気共鳴画像法を用いた冠動脈硬化の解剖学的評価法は、全く造影剤を用いることがないことから、スクリーニング法として予後を改善させることが期待されることから、技術的発展が益々望まれる分野である。
すべて 2021 2020 2019 2018 2017
すべて 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 1件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 6件)
Open Heart
巻: 8 号: 1 ページ: e001497-e001497
10.1136/openhrt-2020-001497
Atherosclerosis
巻: 318 ページ: 70-75
10.1016/j.atherosclerosis.2020.11.005
ESC Heart Failure
巻: 8 号: 1 ページ: 471-480
10.1002/ehf2.13097
Circulation Journal
巻: 83 号: 3 ページ: 614-621
10.1253/circj.CJ-18-1243
130007604358
Cardiovascular Drugs and Therapy
巻: 33 号: 1 ページ: 97-103
10.1007/s10557-018-6839-1
The American Journal of Cardiology
巻: 123 号: 9 ページ: 1464-1469
10.1016/j.amjcard.2019.01.053
European Heart Journal - Cardiovascular Imaging
巻: 0 号: 10 ページ: 0-0
10.1093/ehjci/jez034
International Heart Journal
巻: 59 号: 6 ページ: 1480-1484
10.1536/ihj.17-563
130007521864
Eur Heart J Cardiovasc Imaging
巻: 00 号: 1 ページ: 1-1
10.1093/ehjci/jey035
JACC: Cardiovascular Interventions
巻: 11 号: 10 ページ: e79-e80
10.1016/j.jcin.2018.03.012
巻: 122 号: 2 ページ: 206-212
10.1016/j.amjcard.2018.04.009
巻: 5 号: 4 ページ: 675-684
10.1002/ehf2.12291
Stroke
巻: 49 号: 7 ページ: 1737-1740
10.1161/strokeaha.118.021899
Trials
巻: 19 号: 1 ページ: 12-12
10.1186/s13063-017-2353-1
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis
巻: 25 号: 4 ページ: 281-293
10.5551/jat.RV17019
130006602384
European Heart Journal
巻: 39 号: 3 ページ: 201-208
10.1093/eurheartj/ehx551
Arteriosclerosis, Thrombosis and Vascular Biology.
巻: 37 号: 12 ページ: 2350-2355
10.1161/atvbaha.117.309683