研究課題/領域番号 |
17K09643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
横山 知行 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (70312890)
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研究分担者 |
前野 敏孝 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00436297)
須永 浩章 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (10760077)
松井 弘樹 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (20431710)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 遊離脂肪酸 / Elovl6 / 肺気腫 / Sestrin / α1アンチトリプシン / 内科 / 脂質 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
肺胞上皮細胞の脂肪酸組成を制御するElongation of long chain fatty acid member 6 (Elovl6)の発現と肺気腫との関係をElovl6欠損マウスを用いて検討した。Elovl6欠損マウスでは肺でのSestrin-1,2,3発現はいずれも野生型マウスと比較して低下し、喫煙曝露によりその低下は顕著となった。一方、RNAシークエンスによる遺伝子発現の網羅的スクリーニングを行った結果、SerpinA1に着目し、Elovl6欠損マウスの肝臓においてSerpinA1のタンパク発現が著明に低下し、血中のα1-アンチトリプシンの濃度も著明に低下することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺胞上皮細胞の脂肪酸組成を制御するElongation of long chain fatty acid member 6 (Elovl6)の発現と肺気腫との関係をElovl6欠損マウスを用いて検討した。Elovl6欠損マウスではα1-アンチトリプシンの血中濃度低下に伴って先天性の肺気腫様病変を呈し、さらに、喫煙曝露によって、α1-アンチトリプシンの活性が低下して肺気腫病変が増悪した可能性がある。したがって、肝臓での脂肪酸バランス変化が血中のα1-アンチトリプシン活性を制御することで肺疾患の発症・進展に起因することが示唆され、肺気腫の新たな治療法の開発に繋がることが期待される。
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