研究課題/領域番号 |
17K09670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
加藤 元康 順天堂大学, 医学部, 助教 (70750313)
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研究分担者 |
高橋 史行 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70327823)
高橋 和久 順天堂大学, 医学部, 教授 (80245711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 薬剤性肺障害 / 間質性肺疾患 / 肺胞上皮細胞 / 上皮間葉転換 / 急性肺障害 / TGFβ / マウスモデル / ブレオマイシン / マウス / 間質性肺炎 / 呼吸器病学 |
研究成果の概要 |
薬剤性肺障害は程度によっては重篤な予後不良の病態であり、その重症化のメカニズムに上皮間葉転換(EMT)が関与している可能性が示唆されている。我々はEMTに着目し、EMT抑制効果のある薬剤の肺障害抑制効果を検証した。肺胞上皮細胞へTGFβ1により刺激してEMTを誘導した系を用いてEMTを抑制・ないし弱体化する薬剤を抽出した。特にTGFβ/SMAD系を抑制しうる薬剤について、ブレオマイシンを用いたin vivo肺障害評価系の肺障害抑制効果を検証した。結果、抽出した薬剤はBLMにより誘導された肺障害を抑制することが判明した。今後は肺生検組織での評価や、有効である薬剤については臨床試験の検討も行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤性肺障害は時に重篤な薬剤投与における合併症である。特に癌患者における抗癌剤の薬剤性肺障害発症は、今後の癌治療が困難になるため、発症には厳重に注意を要する。また2000年代初頭には抗癌剤Gefitinibによる薬剤性肺障害が社会問題化した。これらの社会背景からも、薬剤性肺障害の発症を予防する、ないし発症後にも有効な治療薬、治療方法があれば、癌治療を含む多くの治療にも有効になると考えられる。
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