研究課題/領域番号 |
17K09693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
大橋 温 浜松医科大学, 医学部附属病院, 特任講師 (50397387)
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研究分担者 |
加藤 明彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (60324357)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 腎臓内レニン-アンジオテンシン系 / アンジオテンシノーゲン / 糸球体濾過圧 / 日内変動 / in vivo imaging / 糸球体濾過値 / 糸球体過剰濾過 |
研究成果の概要 |
高血圧や腎臓障害に腎臓内レニン-アンジオテンシン系(RAS)活性化が関係し、血圧や腎臓を含む臓器障害の日内変動異常に腎臓内RAS活性が関与するが、そのメカニズムは不明であった。 今回の研究で、そのメカニズムが糸球体係蹄の破壊された状況下では、肝臓由来のアンジオテンシノーゲン(AGT)が糸球体の濾過圧依存性に漏れ出ることによることをin vivo imagingで直接捉え明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糸球体濾過圧上昇の腎臓障害への関与は知られているが、糸球体濾過圧上昇により腎臓内RAS活性の基質であるAGTの漏出が増加し、腎臓障害や、臓器障害の原因となる日内変動異常の機序となることを明らかに出来た学術的意義は大きい。加えて、糸球体濾過圧を減弱することで腎保護効果がある新規糖尿病治療薬sodium glucose cotransporter (SGLT) 2阻害薬の腎保護の原因に、今回と同様の腎臓内AGTの濾過減少による腎臓内RAS活性抑制が提唱される可能性を有する。更にはSGLT2阻害薬が全ての慢性腎臓病への適応拡大につながる可能性も秘めている。以上より社会的意義も大きい成果と言える。
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