研究課題/領域番号 |
17K09725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松本 明彦 東京大学, 医学部附属病院, 登録診療員 (90451806)
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研究分担者 |
垣見 和宏 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80273358)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 免疫チェックポイント機構 / 免疫チェックポイント / 人工透析学 / 免疫不全 |
研究成果の概要 |
血液透析患者40名、腎癌患者2名、膀胱癌患者2名に対して、血液検体の採取、保存を完了し、血液透析患者からはQOL調査を38名から聴取した。 QOL調査はKDQOL-SFを用い、解析可能な血液透析導入患者9名と血液透析導入1年以上経過の患者17名について、腎疾患特異的尺度と包括的尺度(SF-36)を比較した。腎疾患特異的尺度4項目、包括的尺度5項目で、透析導入患者が透析導入1年以上経過の患者に対して、有意に項目素得点の平均値が高い結果であり、血液透析導入によるQOLの低下が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
QOL調査の結果から、血液透析導入となる保存期腎不全の状態よりも、血液透析導入1年後の患者でQOLが低下していることが示唆されたため、血液透析導入後も腎不全の持続によりQOLの低下が進行することが推定された。腎代替療法として9割以上で血液透析が選択される日本の治療において、QOLをいかに維持するかを考慮する必要がある。
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