研究課題/領域番号 |
17K09734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
横田 健一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50424156)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アルドステロン / MR / ミネラルコルチコイド受容体 / 転写因子 / 高血圧 |
研究成果の概要 |
ミネラルコルチコイド受容体活性化機構解明のため、生化学的手法とLC-MS/MSを用いたMR相互作用因子の探索で新規転写共役因子であるC14orf43を同定した。C14orf43はMRの新規co-repressorであり、ヒストン脱アセチル化やユビキチン化、DNAメチル化などを介してMRの転写を負に制御していると考えられた。またゲノム編集技術を用いてC14orf43ノックアウトマウスの作成にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRは核内受容体に属する蛋白であり、アルドステロン依存性にENaCやSGK1などの標的遺伝子の発現を促進し、腎遠位尿細管においてナトリウムの再吸収を通じ血圧を上昇させる機能を持つ。しかしながら、MR活性化に関わる分子メカニズムは未だ詳細が不明のままである。本研究でC14orf43が高血圧などの病態においてアルドステロン作用増強に寄与している可能性が示唆される。またC14orf43の全身ノックアウトの機能解析を行うことで何等かの表現型が得られ、この表現型が未だ原因不明である既報の疾患の表現型と酷似していた場合新規のコファクター病の報告となる可能性がある。
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