研究課題/領域番号 |
17K09763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
卜部 貴夫 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60291663)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / 虚血性大脳白質損傷 / 酸化ストレス / 炎症 / 認知障害 / 脳虚血 / リポポリサッカライド / 炎症性サイトカイン / 活性化ミクログリア / 高脂肪食 / 脳神経疾患 / 脳梗塞 / 脳保護療法 |
研究成果の概要 |
本研究では,慢性の脳虚血負荷により糖尿病の病態下では腸内細菌叢異常による腸管バリアー機能の破綻によってLipopolysaccharide (LPS)が血中に流出し代謝性エンドトキシン血症となっていることが明らかになった。さらに脳虚血による血液脳関門機能の破綻で血中のLPSが脳内で発現が増加しているToll like receptor 4(TLR4)に作用して、免疫担当細胞を活性化し炎症性サイトカインが増加し炎症反応が進展することで脳白質損傷が発症・進展することを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、腸内細菌叢異常による炎症反応が虚血性脳損傷の進展に関与するメカニズムを明らかにした内容であり、学術的に意義のある成果である。 さらに、超高齢化を迎えている我が国において、脳梗塞発症のみならず認知症発症の病態に腸内細菌叢変化による炎症や酸化ストレスが関与することを示せたことは社会的にも意義が深いことである。
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