研究課題
基盤研究(C)
骨格筋再生の促進は、筋疾患の治療や高齢者の廃用性筋萎縮を予防する観点からも重要である。これまで、私たちは、カルパインや、ウロキナーゼが骨格筋再生において重要な働きをなすことを報告してきた。本研究では、Transient receptor potential(TRP)チャンネルファミリーの一つでるTRPV1に注目した。TRPV1は、痛み刺激など感覚刺激の伝達に関係すると言われているが、今回筋芽細胞増殖作用を応用し、筋再生を予測するバイオマーカーの開発をめざした。さらに筋萎縮を予防するリハビリ訓練法を確立し、高齢化社会での問題となるサルコペニアの予防に寄与した。
申請者らは、Transient receptor potential(TRP)チャンネルファミリーのひとつのTRPV1に注目し、各種筋疾患や筋損傷モデルマウスの生検筋を用いて病理学的、生化学的、分子生物学的に手法にてTRPV1のバイオマーカーをとしての有用性を検討した。そして、筋萎縮モデルにTPPV1アゴニストを投与し、筋萎縮予防効果を検討した。骨格筋再生のバイオマーカーの探索は、筋疾患や廃用による筋萎縮を予防し、筋再生を促す治療法を確立することにある。
すべて 2018
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件)
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