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SGLT2阻害薬による腎糖代謝の変化と糖尿病腎症発症への影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K09836
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関熊本大学

研究代表者

河島 淳司  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (70467984)

研究分担者 荒木 栄一  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (10253733)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード糖尿病性腎症 / SGLT2阻害薬 / 糖尿病腎症 / 糖尿病
研究成果の概要

ヒト近位尿細管上皮の培養細胞を用いて腎臓の糖代謝に対するSGLT2阻害薬canagliflozinの効果を検証した。1)高グルコース培養の細胞にて亢進していた解糖系代謝経路がcanagliflozinによって抑制された。2)canagliflozinによりペントースリン酸経路、グリコーゲン合成経路、ポリオール代謝経路も抑制され、細胞内AMPとATPが低下した。
以上の結果より、SGLT2阻害薬canagliflozinは近位尿細管上皮細胞の様々な糖代謝経路を抑制することが明らかとなった。SGLT2阻害薬は、腎臓の糖代謝を変化させることにより糖尿病腎症の発症・進展を抑制する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病患者の治療目標は血糖コントロールのみならず、糖尿病網膜症などの糖尿病合併症の発症・進展の予防となるが、多額の医療費が必要となる糖尿病腎症による透析導入は患者自身のQOLを妨げるだけでなく、医療経済的にも非常に重要な問題である。経口血糖降下薬であるSGLT2阻害薬は糖尿病腎症の発症・進展を抑制することが臨床的に報告されているが、その詳細なメカニズムは分かっていなかった。
今回の研究により、SGLT2阻害薬は血糖値を下げるだけではなく、腎臓自体の糖代謝を変化させることで糖尿病腎症の発症・進展を抑制する可能性が示された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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