研究課題/領域番号 |
17K09903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
倉重 隆明 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00791633)
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研究分担者 |
柴山 浩彦 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (60346202)
金倉 譲 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20177489)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アナモルシン / 貧血 / コンディショナルノックアウトマウス / 赤血球分化 / 鉄・硫黄クラスター / アポトーシス / 内科 / 血液内科学 |
研究成果の概要 |
申請者らが抗アポトーシス分子として単離したアナモルシン(Anamorsin,AM)は、欠損マウスにおいて極度の貧血から胎生後期に致死となる。AMの赤血球造血への関与を検討するため、AMを適時欠損できるコンディショナルノックアウトマウスを作製し、成体でのAM欠損により貧血を呈することを見出した。 また、AMの細胞内で鉄硫黄クラスター形成タンパクとしての機能をする可能性について、分子細胞学的な検討を行いPICOTやNdor1などとの結合を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、KO マウスでは解析が困難であった赤血球分化におけるAM の役割を条件付きAM 欠損マウスによって克服するものである。その結果、成体造血においてもAMが重要な役割を呈していることを示した。また、細胞内でどのように機能するかについては鉄硫黄クラスター形成に関与すると考えられる因子との結合も見出した。また、以前より慢性貧血ではAMの発現が増加、AM欠損赤芽球はMDSにおける赤芽球様変化を認めることから、ヒト貧血疾患における新たな治療ターゲットとなる可能性も考えられた。
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