研究課題/領域番号 |
17K09936
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
吉田 達士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80315936)
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研究分担者 |
奥田 司 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30291587)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | RUNX1 / 白血病 / 造血 / 転写因子 / 転写制御 / RIUNX1 |
研究成果の概要 |
RUNX1は多くの急性白血病や骨髄異形成症候群において染色体転座や点突然変異が認められる。RUNX1は胎仔肝成体型造血に必須で、成体の血球分化の役割を担う。RUNX1は転写因子として働き、造血関連遺伝子の発現を制御するが、RUNX1自体が受ける制御は十分解析されていなかった。研究代表者らは、RUNX1に結合するタンパク質CRP1を見出し、この因子がRUNX1による転写を抑制する働きを持つことを発見した。本研究では、RUNX1機能に対するCRP1の作用機序解析、遺伝子改変マウスにおけるRUNX1に対するCRP1の影響解析、RUNX1とCRP1の結合を阻害する化合物スクリーニング系の構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RUNX1は白血病発症や造血分化異常と関連する因子であるが、RUNX1の機能を調節する効果的な手法は今まで報告されていなかった。本研究では、新たなRUNX1結合因子を発見し、そしてその因子がRUNX1機能に及ぼす影響を解析した。この因子とRUNX1との相互作用を標的とすることによって、RUNX1の機能不全を回復することができ、将来的には白血病や造血異常の改善に結び付くことが示唆された。したがって、本研究成果は十分な学術的意義および社会的意義を有していると考えられた。
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