研究課題/領域番号 |
17K09980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 東京大学 (2019) 札幌医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
山本 元久 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (80404599)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | IgG4関連疾患 / IL-5 / サイトカイン / 生物学的製剤 / 低分子化合物 / 個別化医療 / 臨床病期 / 先制医療 / 病期分類 |
研究成果の概要 |
IgG4関連疾患では病変の拡大とともに血清・組織中のサイトカイン・ケモカインの環境は変化することが判明し、病期が存在する可能性が示唆された。病期の進行とともに血清IL-5濃度が上昇、顎下腺組織のmRNAも同様の傾向を呈した。生物学的製剤の有効性に関して、臓器腫大と高IgG4血症が顕在化する時期において、治療前血清IL-13およびIL-15が高値であれば、リツキシマブ、アバタセプト双方の効果が期待できる可能性が示唆された。しかしメポリズマブの効果は限定的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果により、IgG4関連疾患の病態がサイトカインレベルで解明が進んだ。個人個人により、治療前のサイトカインレベルは多彩であることが判明した。この結果は、病変の分布から病期が存在する可能性が示唆された。また現在、使用できる可能性のある生物学的製剤の選択の判断につながる可能性がある。今後、治療前のサイトカインの状態と臨床アウトカム(治療反応性)が結びつくかどうか、さらに検討を行う必要があると考えられた。
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