研究課題/領域番号 |
17K09997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岩崎 由希子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30592935)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 全身性エリテマトーデス / STAT4 / type I IFN / B cell / SLE / SNPs / B細胞 / インターフェロンシグナル / 活性酸素 / STAT1 / Toll like receptor |
研究成果の概要 |
SLEは代表的な全身性自己免疫疾患であり、これまでに50を超える疾患感受性多型が報告されているが、病態への関与機構は詳細不明なものが多い。本研究は代表的SLE GWAS SNPsであるSTAT4の病態解明に端を発したが、分子生物学的手法により解明を進めることに難渋した。その為、末梢血免疫担当細胞トランスクリプトーム解析結果から、注目すべきサブセットや分子を絞り込む方針とし、メモリーB細胞の病態形成における重要性と鍵分子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SLEの病態形成において、type I interferon (IFN)シグナルの重要性は広く認識されているが、その詳細なメカニズムは未解明である。当初、疾患感受性遺伝子であるSTAT4について、type I IFN signalとの関わりから研究を開始したが、ヒト検体による検証の難しさが高い障壁となった。次いで、ヒト末梢血免疫担当サブセットのトランスクリプトーム解析により、メモリーB細胞における酸化的リン酸化の重要性を同定した。全ゲノムシークエンスと組み合わせた解析により、その制御に重要と想定される分子の同定に至った。新規治療戦略に繋がる学術的・社会的意義があると考えている。
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