研究課題/領域番号 |
17K10068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
藤原 成悦 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, 特任研究員 (30173488)
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研究分担者 |
中村 浩幸 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, 室長 (70256866)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 先天性サイトメガロウイルス感染症 / サイトメガロウイルス / CMV / SLITRK6 / 難聴 / ヒトサイトメガロウイルス / 神経幹・前駆細胞 |
研究成果の概要 |
サイトメガロウイルス(CMV)は、胎盤を介して胎児に感染し感音性難聴や精神発達遅滞などの神経・感覚器障害を含む様々な臓器障害を引き起こす。本研究では、CMV神経病原性に関連する候補分子として我々が同定したSLITRK6について、CMV病原性とSLITRK6との関連をさらに明らかにする目的で、SLITRK6発現抑制あるいは過剰発現系を構築し、SLITRK6発現抑制にともない発現変動する細胞遺伝子群をmicroarray法により同定した。また、マウスサイトメガロウイルス(MCMV)をマウス神経系細胞に感染する実験系を確立し、マウスSLITRK6遺伝子発現に対するMCMV感染の影響を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染は、難聴や精神発達遅滞などの神経・感覚器障害を合併する。本研究では、その発症メカニズムを理解することを目的として、CMV感染と遺伝性難聴の原因遺伝子として知られるSLITRK6との関連に着目し、神経系培養細胞を用いた新たな解析系を確立し解析を進めた。本研究で用いた実験系および得られた知見は、SLITRK6の神経系細胞における機能およびCMVによる難聴・神経障害発症に対するSLITRK6の関連性を明らかにする上で重要であり、CMV神経病原性の理解を今後深める上でも有用と考えられる。
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