研究課題/領域番号 |
17K10095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
工藤 耕 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (20455728)
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研究分担者 |
土岐 力 弘前大学, 医学研究科, 講師 (50195731)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 細胞療法 / 免疫療法 / 遺伝子改変 / 抗体依存性細胞傷害 / 小児がん / 遺伝子治療 / キメラ型受容体 / キメラ受容体 / 免疫細胞療法 / 癌 / 免疫学 / 移植・再生医療 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、抗体製剤と併用することで、悪性腫瘍に対する抗腫瘍効果を増強し、患者細胞以外の利用で品質を均一化し、誰にでもいつでも使える細胞免疫療法を開発することである。具体的には、抗体製剤と併用で抗腫瘍効果を発揮するキメラ型受容体遺伝子を導入した細胞株を作成し、抗腫瘍効果について検討を行った。抗体に結合するFc受容体をキメラ型受容体に遺伝子改変し、細胞株N92に遺伝子導入し、悪性腫瘍細胞株への細胞障害性試験を行い抗腫瘍効果を評価した。抗腫瘍効果は認められるが、健常人リンパ球を使用した細胞療法に比べ効果が弱く、先行研究に比較して優れていない結果であったため、改良を加えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子改変免疫細胞療法は進歩が著しいが、患者由来のリンパ球を用いることにより、作成コスト、所要時間、および品質のばらつきが問題点である。本研究では細胞株の使用により、このような課題を解決できる可能性を有する新規治療法の開発に取り組んだ。残念ながら、現時点では抗腫瘍効果において難点があるため、また、先行研究に比べ優越性を示すことができなかった。今後、さらなる改良を進めていく必要がある。
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