研究課題/領域番号 |
17K10158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
金子 直人 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (90791955)
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研究分担者 |
張田 豊 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (10451866)
服部 元史 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (50192274)
神田 祥一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60632651)
五島 直樹 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究チーム長 (70215482)
三浦 健一郎 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70408483)
秋岡 祐子 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90212422)
柴垣 芳夫 北里大学, 薬学部, 講師 (90235565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 小児膜性腎症 / 先天性腎尿路異常 / 原因抗原 / 膜性腎症 / 小児 / プロテオミクス / 自己抗原 / 先天性腎尿路異常(CAKUT) / 自己反応性抗原 |
研究成果の概要 |
膜性腎症は、糸球体基底膜上皮下に免疫複合体が沈着し補体の活性化により惹起される疾患である。近年成人の特発性膜性腎症の原因抗原が発見され、特異的な治療に向けた臨床的応用が進んでいるが、小児では未だ原因抗原は同定されていない。 本研究では小児膜性腎症の原因抗原を探索するために、小児腎領域において重要な疾患である先天性腎尿路異常に合併した膜性腎症、および特発性膜性腎症の症例を主な対象とした。多施設の協力を得て血清サンプルを収集し、プロテインアレイを用いた網羅的な解析を行ったところ、小児特有の新規抗原候補を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児の膜性腎症は大半が多量の蛋白尿を呈するネフローゼ症候群で発症するが、特異的な治療法はまだないのが現状である。成人に比べて腎予後は比較的良いとされているが、腎機能が低下した例の報告もある。 小児膜性腎症において特有の病因自己抗原を同定することにより、病態解明だけでなく正確な診断が可能となり、抗体価による病勢モニタリングや特異的な治療の開発につなげるといった意義を有する。
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