研究課題/領域番号 |
17K10175
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 義朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30435862)
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研究分担者 |
湯川 博 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (30634646)
長村 登紀子 (井上登紀子) 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (70240736)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 臍帯 / 低酸素性虚血性脳症 / 新生児低酸素性虚血性脳症 / 幹細胞 / 新生児 / 細胞療法 / 周産期脳障害 / 細胞 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、近交系ラットによる実験を通じて、他家UCMSCと自己UCMSCを用いた周産期低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する新規治療法開発のための基礎的データを得ることである。 本研究では、ラットの臍帯を用いて均一なUCMSCを得ることができた。また、静脈内投与されたUCMSCは、脳、肺、肝臓に分布した。 一方、急性期投与後の免疫組織学的評価においては、UCMSC投与による治療効果は確認できなかった。また、慢性期投与後の行動学的評価においても、HIEモデルラットでは一定の行動異常が認められたが、UCMSC投与による治療効果は確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまでの細胞療法の欠点を補うべく、製剤化可能な、また自己細胞の採取、培養、調製が容易な幹細胞である臍帯由来間葉系幹細胞を用いて、周産期HIEに対しての新規治療法開発を行った。しかしながら、細胞調製に関しては確立させることができたが、本研究のプロトコールでは、細胞投与の有用性を明らかにすることができなかった。今後、細胞数や投与回数を変えることにより有効性のさらなる検討が必要と思われた。
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