研究課題/領域番号 |
17K10263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
鈴木 昭仁 山形大学, 医学部, 講師 (10396567)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | エピジェネティックス / 養育環境 / 人格 |
研究成果の概要 |
研究期間中に計372例の対象が本研究にエントリーし、幼少時に受けた養育態度と人格特徴の評価とBDNF遺伝子のプロモーター領域のメチル化率の測定を行った。その結果、下記の研究成果が得られた。1.健常日本人98例において神経症傾向が高いとBDNF遺伝子のメチル化率が上昇するが、その他の人格特徴とBDNF遺伝子のメチル化率は関連しないことが示された。2.健常日本人90例において母親からの過保護は社交性に関与し、社交性はBDNF遺伝子のメチル化率と関連することが示された。これらの知見を1篇の論文と関連学会にて公表した。また、1篇の論文は投稿中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究において、幼少時に受けた養育態度、人格特徴、BDNF遺伝子メチル化の関係を包括的に検討した研究は行われていなかった。従って、本研究は、独創的・先進的なものであると考えられる。社会的・学術的意義として、うつ病を主とした精神疾患や自殺などの問題行動の病態解明や予防につながるものと考えられる。
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