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グルタミン酸トランスポーターを標的とした新規抗ストレス薬・抗うつ薬の創薬研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K10274
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関高知大学

研究代表者

高橋 弘  高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 准教授 (20415582)

研究分担者 由利 和也  高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (10220534)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードグルタミン酸トランスポーター / ストレス / うつ症状 / EAAT2 / グルタミン酸受容体 / アストロサイト / うつ病 / グリア / 精神薬理学
研究成果の概要

本研究は、グルタミン酸トランスポーターを標的とした新規抗ストレス薬・抗うつ薬の創薬研究であり、ストレス負荷によるEAAT2発現の変化及びグルタミン酸シグナル伝達系の変化を詳細に検討することを目的としている。
急性ストレスを負荷したマウスでは、扁桃体のEAAT2発現の上昇が認められた。一方、慢性ストレス負荷したマウスでは、EAAT2発現の減少傾向が認められた。さらに、慢性ストレス負荷は、グルタミン酸受容体のリン酸化を低下させた。これらの研究は、うつ症状の発症に関わる脳内機序の一端を明らかにし、新しい抗うつ薬の開発につながることが期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

うつ病は、ストレスで発症するが、その発症には個人差が生じるなど、詳細な発症機序は不明である。また、既存の抗うつ薬は、モノアミン(セロトニンなど)を標的とした薬が用いられているが、臨床効果発現に数週間を要し、決して満足できるものではない。
グルタミン酸は、中枢神経系で主要な興奮性神経伝達物質であり、グルタミン酸トランスポーターにより、その伝達が厳密に調節されている。本研究は、慢性ストレス負荷をしたマウスにおいて、グルタミン酸トランスポーターの発現量の減少やグルタミン酸シグナル系の変化を明らかにした。これらは、うつ症状の発症に関与すると考えられ、新しい抗うつ薬の開発につながることが期待される。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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