研究課題/領域番号 |
17K10291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
倉知 正 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20271546)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 血管内皮細胞 / 細胞外小胞 / エクソソーム / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 神経科学 / 再生医学 / 認知症 / 脳白質障害 |
研究成果の概要 |
微小血管内皮細胞由来細胞外小胞(MVEC-EV)表面にフィブロネクチン(FN)が存在すること、EV表面のFNとオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)表面のヘパラン硫酸プロテオグリカン(HSPG)の結合を阻害することによりOPCでEVの取込が減少してOPCの生存・増殖が低下することを明らかにした。また、MVEC-EV表面に血小板由来成長因子B(PDGF-B)が存在すること、PDGF-BはHSPGを介してEV表面に繋がれていることを明らかにした。PDGF-Bに対する中和抗体がOPC増殖におけるEVの活性を低下させたことから、MVEC-EV表面のPDGF-BがOPCの増殖を促進することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小血管内皮細胞由来細胞外小胞の表面にフィブロネクチン、血小板由来成長因子PDGF-Bが存在すること、小胞内にrno-miR-21-5pなどのマイクロRNAが含まれることを明らかにした。また、細胞外小胞表面のPDGF-BBがオリゴデンドロサイト前駆細胞の増殖を促進することを明らかにした。これらの知見は、運動機能や認知機能の障害に関わる白質病変の改善に向けた治療戦略の構築に有用であると考えられる。
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