研究課題/領域番号 |
17K10321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
住吉 太幹 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 部長 (80286062)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 統合失調症 / 経頭蓋直流刺激 / 認知機能 / 日常生活技能 / 社会機能 / 近赤外線光トポグラフィー / ニューロモデュレーション / 認知機能障害 / 認知機能評価 / 社会機能的能力 |
研究成果の概要 |
統合失調症患者の社会復帰には、認知機能および社会機能的能力を改善する必要がある。本研究は、ニューロモデュレーションのひとつである経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の、統合失調症患者の認知機能および社会機能的能力に対する効果を調べる無作為割付け盲検試験(RCT)を構築した(jRCTs 032180064)。また、tDCSによる統合失調症の陽性症状あるいは陰性症状の改善の程度が、1)患者によりばらつくこと、2)近赤外線光トポグラフィー(NIRS) により示されるtDCS施行前の大脳皮質の血流量と相関することを見出た。この所見は、tDCSの効果の程度が客観的な生体指標から予測できること示す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、統合失調症患者の認知機能および社会機能的能力をtDCSが改善することが、客観的かつ精緻に示されると予想された。以上より、精神疾患を有する患者の社会復帰に向けた、従来のアプローチとは異なる新たな治療法の創出につながると期待される。
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