研究課題/領域番号 |
17K10345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
織田 裕行 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90340679)
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研究分担者 |
中森 靖 関西医科大学, 医学部, 教授 (10716616)
木下 利彦 関西医科大学, 医学部, 教授 (20186290)
池田 俊一郎 関西医科大学, 医学部, 講師 (40772231)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Suicide / Late-onset hypogonadism / Total testosterone / Replacement therapy / Free thyroxine / 自殺企図 / 自殺予防 / 連携精神医学 / メンタルヘルス / 救命救急センター / テストステロン値 / LOH症候群 / テストステロン補充療法 / testosterone値 |
研究成果の概要 |
自殺は日本における主要な死因の一つである。なかでも高齢男性の自殺率が高い。この特徴が、LOH症候群のようなテストステロンの低下と関係があるなら、テストステロンに対する積極的な検査と治療が自殺予防の効果的な戦略となりうる。そのため、ホルモン値と自殺の関係について調査し検討した。 2017年4月から2020年3月までに搬入された自殺企図者のうち、20歳以上の男性は71人であった。総テストステロン値は22人で測定され9人が基準値を下回っていた。検査頻度は低いが高い頻度で基準値を下回っていることが分かった。総テストステロン値の低下は年齢にかかわらず自殺企図に関連する可能性があると推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自殺企図男性に対する総テストステロン値の検査頻度は低いが、高い頻度で基準値を下回っていることが分かった。同時に、総テストステロン値の低下は年齢にかかわらず自殺企図に関連する可能性があると推測された。そのため、再企図予防の観点から、今後は自殺企図男性の総テストステロン値に関する積極的な評価を行い、ホルモン補充療法を含めた適切な治療につなげることが望まれる。 本研究は、総テストステロン値と自殺企図との関係について調査し検討した日本における最初の研究である。
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