研究課題/領域番号 |
17K10357
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山口 博司 名古屋大学, アイソトープ総合センター, 准教授 (00450841)
|
研究分担者 |
岡田 真希 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 先進核医学基盤研究部, 研究員(任常) (00415407)
舘野 賢 兵庫県立大学, 生命理学研究科, 教授 (40291926)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | PET / グルタミン酸トランスポーター / イメージング / 不斉 / クリック反応 / 18F / 標識 / 計算化学 / ペプチド骨格 / ドッキングシミュレーション / エストロゲン受容体 / In Silico / フッ素化 / イメージング剤 / 放射性医薬品・造影剤 / トランスポーター |
研究成果の概要 |
本研究は、脳神経変性疾患に使用できるグルタミン酸トランスポーター(GLT)PETイメージング剤の開発を目的として実施した。これまでグルタミン酸受容体イメージング剤はいくつか開発されているが、GLTへの結合するような神経疾患早期検出イメージング剤は開発されていない。一方、GLTのグルタミン酸取り込み阻害作用を有する薬剤がいくつか報告されている。 本研究ではこれら薬剤について計算化学的手法を用いて改変することでグルタミン酸神経伝達に深く関与する機能異常を可視化することができるイメージング剤開発に取り組んだものである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、グルタミン酸神経伝達系においては[11C]ABP688および[11C]ADX88178などのグルタミン酸受容体イメージング剤しか利用されておらず、グルタミン酸トランスポーター(GLT)に結合する有用なPETイメージング剤は開発されていない。GLTは神経間隙において過剰なグルタミン酸の調節に関与している重要なトランスポーターの一種であり、これらを可視化することで神経疾患早期検出に繋がると考えている。また、こうしたイメージング剤は目的としない蛋白への結合の可能性があるが、研究手法に計算化学を用いることでこれらのスクリーニングを実施した点にも新規性があると考えている。
|