研究課題/領域番号 |
17K10390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
Tha KhinKhin 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (20451445)
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研究分担者 |
杉森 博行 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (20711899)
菊地 英毅 北海道大学, 大学病院, 講師 (60463741)
真鍋 徳子 自治医科大学, 医学部, 教授 (70463742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 導電率 / 肺 / 縦隔 / MRI / 非侵襲的 / 非侵襲的導電率画像 / 腫瘍 / 非侵襲 / 肺癌 |
研究成果の概要 |
電流の流れやすさを示す指標である導電率は、体内臓器や組織系によって値が異なる。導電率を非侵襲的に測定できれば異なる組織の区別が可能となり、病的状態での組織系の予測診断の補助が期待できる。本研究は、肺腫瘍における非侵襲的導電率イメージングの確立を目的とした。 肺MRI による非侵襲的導電率イメージング撮像パラメータの最適化を行い、肺MRIによる導電率イメージングを可能とした。また、肺MRI による非侵襲的導電率イメージングは、肺腫瘤診断に有用かについて臨床研究を行った。コントラストと呼ばれる導電率のテキスチャー特徴は、悪性腫瘍でより高く、肺腫瘍の良悪性の区別に有用な可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究にて、肺MRIを用いた非侵襲的導電率イメージングが可能となった。この撮像は約10秒と短時間の息止め条件下で終了するため、ほとんどの患者が耐えられる。また、造影剤投与も必要ない。MRIであるため、放射線被ばくも伴わない。よって、患者にやさしい検査法である。 悪性腫瘍と良性腫瘍の比較検討では、コントラストと呼ばれる導電率分布のテキスチャー特徴は、悪性腫瘍で有意に高い結果が得られた。今後の肺腫瘍の良悪性の区別に有用な可能性がある。 今まで肺腫瘍の検査はCTによる形態評価やPETによる活動性評価が主体であったが、本研究成果にて今後肺MRIによる導電率イメージングを肺腫瘍の良悪性評価に用いられる。
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