研究課題/領域番号 |
17K10402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 憲 京都大学, 医学研究科, 講師 (60525567)
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研究分担者 |
飯間 麻美 京都大学, 医学研究科, 助教 (60748797)
山田 重人 京都大学, 医学研究科, 教授 (80432384)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Glymphatic system / DWI / MRI / compressed sensing / sparse modeling / 遅延造影 / 胎児標本 / ガドリニウム造影剤 / 超高速撮像 / シネMRI / リアルタイム撮像 / 耳管 / 軟骨 / 内リンパ水腫 / OGSE / 血管周囲腔 / 核磁気共鳴画像(MRI) / Diffusion / Oscillating gradient |
研究成果の概要 |
高分解能脳MRI撮像により、Glymphatic system描出能について検討した。ガドリニウム造影剤投与後遅延造影MRI撮像において、脳脊髄液への造影剤移行が観察されると同時に、耳管軟骨部にも遅延造影効果が認められた。圧縮センシングを応用した超高速シネMRIシーケンスを用いて、耳管軟骨部の動態評価についても検討を試みた。 また、OGSE-DWIとPGSE-DWIを用いたDWI組織コントラスト評価においては、拡散時間を変化させたMRI撮像を行うことにより、腫瘍性病変の悪性度評価への従来法に追加する指標が得られることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高空間分解能MRI撮像により、従来存在しないとされてきたGlymphatic system描出能について検討した。空間分解能向上およびガドリニウム造影剤投与後の生体組織内造影剤移行メカニズムの解明により、従来MRI撮像法では描出が困難であった耳管軟骨部を特異的に描出することが可能となった。また、圧縮センシング法を用いた超高速シネMRIイメージング法による頭頚部領域動態評価の可能性について、将来に繋がる研究結果が得られた。
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