研究課題/領域番号 |
17K10491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
小池 貴久 杏林大学, 保健学部, 准教授 (40326955)
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研究分担者 |
宇野 彰二 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (70183019)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リアルタイムパルス中性子ビームモニタ / ホウ素中性子捕捉療法(BNCT) / ガス電子増幅器(GEM) / 飛行時間法(TOF法) / 中性子波長分布 / 中性子強度2次元分布 / ホウ素中性子捕捉療法 / BNCT / ビームモニタ / GEM / HTCC-GEM / LTCC-GEM / ガス電子増幅器 / 放射線 / 粒子線治療 / 中性子線 |
研究成果の概要 |
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用のパルス中性子ビームの品質保証(エネルギー分布、2次元強度分布の評価)を目的として、ガス電子増幅器(GEM)を検出器主要技術に利用した、リアルタイムパルス中性子ビームモニタシステムの開発を行った。コンピュータシミュレーションにより検出器応答の最適化を行い、中性子照射試験では、実用的なビームモニタとして必要とされる長期動作安定性・耐久性を確保しつつ、飛行時間法(TOF法)による中性子波長分布(エネルギー分布)と、GEMの高位置分解能を利用した2次元強度分布画像をリアルタイムに取得することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの放射線治療法の一つであるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)では、治療効果を左右する中性子照射野の形状、治療線量に影響を与える中性子ビーム中のエネルギー分布および強度分布の評価が重要である。開発したビームモニタシステムによって、飛行時間法(TOF法)で取得した中性子波長分布から得られる中性子エネルギー分布と2次元強度分布画像をリアルタイムに取得することが可能となり、BNCTに有用なパルス中性子ビームの品質が保証され、治療精度の向上に寄与するものと期待される。
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