研究課題/領域番号 |
17K10512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
井手 健太郎 広島大学, 病院(医), 講師 (50511565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 臓器移植 / 抗体関連型拒絶反応 / 脱感作療法 / 移植外科学 |
研究成果の概要 |
高感作マウスに抗CD20抗体を投与し、投与前後における抗ドナーT細胞応答を解析したところ、投与後では、抗サードパーティーT細胞応答と比べ、抗ドナーT細胞応答が有意に亢進していることを明らかにした。さらに抗CD20抗体投与後のMLR培養系に感作マウスの脾臓B細胞を添加すると、CD4陽性T細胞の抗ドナー応答は減弱すること、またMLR培養上清中にはIL-10が増加しており、感作マウスの脾臓B細胞にはIL-10陽性細胞数が有意に増加していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高感作移植患者は抗体関連型拒絶反応のハイリスク群であるため、移植適応が厳しく制限されている。我々はこのような患者に対する脱感作療法を独自に考案し、DSAの産生を制御し移植を可能とさせたが、本脱感作療法施行後には抗ドナーT細胞応答の亢進を来し、細胞性拒絶反応発症の危険性を高めるため、プロトコールの更なる改良が望まれている。本研究により抗ドナーT細胞応答亢進の機序が解明されたため、従来移植困難とされていた患者への適応拡大や移植後の生着率向上に貢献できる
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