研究課題/領域番号 |
17K10515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
鈴木 康之 香川大学, 医学部, 教授 (40304092)
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研究分担者 |
徳田 雅明 香川大学, インターナショナルオフィス, 特命教授 (10163974)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 希少糖 / 膵島移植 |
研究成果の概要 |
1型糖尿病の治療法の1つに膵島移植があり、分離後膵島の機能を改善できれば移植成績向上につながる。以前の実験から、膵島の培養時に希少糖D-アロースを添加すると、インスリン分泌能が改善し、糖尿病治癒率の上昇を認めており、D-アロースの抗酸化作用が膵島機能改善の機序である可能性が示唆されていた。 また、糖尿病モデルマウスに膵島を移植し、移植直後、24時間後、48時間後にD-アロースを静脈投与したところ、コントロール群と比較して糖尿病治癒率が有意に改善した。この結果に対し、免疫組織化学的に機序の解明を試みたが有意差を認めず、機序の解明には至らなかった。このため、リアルタイムPCRにて解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症低血糖発作を伴うインスリン依存型糖尿病の根治療法として期待される膵島移植であるが、ドナーから膵島を取り出してレシピエントへ生着するまでに、膵島に多大なストレスがかかり多くの膵島が生着出来ず効率が良くない事が分かっている。その原因の一つとして活性酸素によるストレスが考えられている。希少糖の一種であるD-アロースは、これまでの研究からに活性酸素によるストレスを軽減することが報告されており、D-アロースを用いて膵島移植の成績を向上させる試みを行っている。
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