研究課題/領域番号 |
17K10552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
森本 雅美 徳島大学, 病院, 特任助教 (90563817)
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研究分担者 |
丹黒 章 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10197593)
鳥羽 博明 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (40403745)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 乳房再建 / 乳腺幹細胞 / 乳汁分泌 |
研究成果の概要 |
細胞ソースとして,8週齢マウス乳腺から乳腺幹細胞(Mammary stem cells:MaSCs)を単離した.MaSCsはCD29hiCD24+の細胞群を含むpopulationであり,約2.5%の割合で再現性をもって得ることができた.足場としてMammary fat pads(MFPs)を用い, MaSCsを含む細胞群を3週齢マウスの左右のMFPsに移植した.4週後には移植した細胞群が生着し,管状の組織を形成していることを確認した.移植8~12週後には,連続した管状様構造を呈する部分とともに,筋上皮様の薄い細胞構築を認める部分も一部確認でき,乳汁の分泌を思わせる領域を確認することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳癌の罹患率は増え,若年乳癌患者も増えている.若年乳癌患者の問題点としては,乳房切除によって乳汁分泌機能が失われることにある.乳汁産生機能を有する乳腺を再生することができれば非常に有意義であると考えた.そこで今回,われわれは,乳腺局所の幹細胞である乳腺幹細胞(Mammary stem cells: MaSCs)に着目した.まずマウスの乳腺からMaSCsを含む細胞の集団を単離し,マウスの乳腺近傍にある脂肪組織に移植した.移植4週後には細胞群が生着し,移植8~12週後には,一部で乳腺様の構造部分が確認できるとともに,乳管内に乳汁滴と思われる部分を確認することができた.
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