研究課題/領域番号 |
17K10587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山崎 誠 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50444518)
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研究分担者 |
山本 昌明 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20724280)
中島 清一 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (30432537)
小田切 数基 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (30781794)
百瀬 洸太 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (50749752)
田中 晃司 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (70621019)
牧野 知紀 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80528620)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 気管再建 / 食道癌 / 気管再生 |
研究成果の概要 |
気管再生において、自己由来の軟骨組織を用いた再建を行った。大型動物における耳介軟骨での気管被覆では、気道の密閉性、耐圧性ともに十分応用可能であるとの結果を得たが、自己組織における被覆は大きさや形に制限があるため、全ての症例で臨床応用できるとは限らず、現時点では2例の臨床応用にとどまっている。 生体適合性の吸収素材としてMgを中心とする金属素材での再建にむけた実験を進めている。大型動物においても気管環状切除に対する気道確保の代替としての安全性の確認を行い、短期的には気密性・耐圧性に問題なく気道確保できることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管浸潤をきたしたT4食道癌は極めて予後不良であり、根治切除を行わないことをガイドラインで推奨している。一方、当科で同症例に対する気管合併切除に対する有用性について検討を行い、3年生存率36%と長期予後を望める結果を報告した (Disease of Esophagus 2020)。本報告では気管切除後に永久気管孔を造設しており、発声機能の消失を余儀なくされ、術後のQOLの著しい低下は否めない。そこで、本研究のように気管の再建を伴う手術が可能となれば極めて臨床的意義の大きな治療法となる。
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