| 研究課題/領域番号 |
17K10610
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 研究分野 |
消化器外科学
|
|---|
| 研究機関 | 金沢医科大学 |
|---|
研究代表者 |
安本 和生 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90262592)
|
|---|
| 研究分担者 |
石垣 靖人 金沢医科大学, 総合医学研究所, 教授 (20232275)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
|---|
| キーワード | スキルス胃癌 / 癌性腹膜炎 / 分子標的治療 / MEK阻害薬 / mTOR阻害薬 / マクロファージ / MCP-1（CCL2） / HGF / amphiregulin / 特異的増殖誘導 / 相乗的増殖抑制効果 / HGF/MET axis / EGF ligands/EGFR axis / 増殖誘導 / 相乗的増殖阻害 / 癌 |
|---|
| 研究成果の概要 |
スキルス胃癌の新たな治療法開発は重要課題である。本研究では、本病態の急速な癌細胞ならびに線維芽細胞増殖の詳細な解明から新たな分子標的を見出し治療法開発につなげることを目指した。本研究期間において、スキルス胃癌特有の細胞増殖機構の解析からスキルス胃癌特異的な増殖活性化経路が判明し、それら経路の阻害によるスキルス胃癌特異的細胞増殖抑制を発見（2018年特許申請、2019年同PCT出願）し、論文化、特許化、さらに企業への導出を図る予定である。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃癌診療において進行癌患者の1割を占めるスキルス胃癌は、食欲低下や生命の期間を規定する腹水を伴うがん性腹膜炎を高頻度に発症する。そのため治療法の開発は喫緊の重要課題である。本研究では、スキルス胃癌特有の急速進展に深く関わる癌細胞の増殖機構にスポットを当て新たな治療法開発を目指した。
本研究で、新たな治療標的となる細胞内増殖経路の2経路の同時阻害が、非常に強い抑制効果をもたらすことを見出した。腹水の貯留する進行癌症例において新たな治療法となりうる可能性が高く、今後新規治療法の確立を視野に進める方針である。
|
