研究課題/領域番号 |
17K10643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
野田 勝 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (50769643)
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研究分担者 |
岡山 洋和 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (20583397)
門馬 智之 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (20622335)
坂本 渉 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (40622337)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 大腸癌 / フコース転移酵素 / 糖鎖 / p53 / 分子サブタイプ |
研究成果の概要 |
本研究ではFUT8遺伝子にコードされるフコース転移酵素、α1-6 fucosyltransferaseの発現について検討した。FUT8は野生型TP53の直接的な転写標的遺伝子であることが示されている。当研究では、大腸癌におけるFUT8遺伝子発現をTP53変異と関連させ検討したところ、FUT8 mRNAはTP53変異型腫瘍において有意に低下していた。免疫染色ではFUT8タンパク発現は多くの臨床病理学的因子との関連を認めなかったが、FUT8発現低下はp53染色陰性症例においてのみ予後不良と関連していた。BRAF変異と糖転移酵素ppGALNACTの関連についても検討したが、結論には到達しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌において、α1‐6 fucosyltransferase発現のゲノム異常との関連、臨床的意義を解明することは、大腸癌の発癌、進展における生物学的機構を理解する一助となり得るとともに、大腸癌治療の個別化にも寄与しうる可能性がある。
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