研究課題/領域番号 |
17K10644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
高橋 広城 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30381792)
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研究分担者 |
前田 祐三 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10770258)
松尾 洋一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (40381800)
原 賢康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80528860)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸癌 / アポトーシス / ポリフェノール / Bcl-xl / Mcl-1 / 消化器癌 / 大腸がん / Bcl-xL / 消化器がん |
研究成果の概要 |
大腸がんに対する抗がん剤治療では、薬剤耐性や副作用のために継続困難となることが多い。そのため、既存の抗がん剤のみでなくポリフェノールなどの副作用の少ないnatural productの効果が期待される。ポリフェノールの抗腫瘍効果の解明はいまだ十分とはいえず、私たちはポリフェノールの抗腫瘍効果について研究を行い、アポトーシス調整蛋白であるBcl-xLとMcl-1が共同してアポトーシスを抑制することを発見した。本研究では、Bcl-xLとMcl-1の発現をがん微小環境がSTAT3/STAT5を介して制御しており、ポリフェノールによってこのシステムを制御できる可能性を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で、ポリフェノールの抗腫瘍効果を分子レベルでさらに解明することができた。その過程において、癌周囲の間質細胞と癌細胞との関係性によって抗アポトーシス蛋白が調整されていることを初めて発見した。このことによりポリフェノールの抗腫瘍効果を飛躍的に高めることが可能になると期待される。また、この現象は膵臓癌と大腸癌においてみられたことから、このメカニズムは消化器がんに普遍的であると考えられ、新たな抗がん治療法につながるものと思われる。
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