研究課題/領域番号 |
17K10650
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
宮倉 安幸 自治医科大学, 医学部, 准教授 (50306122)
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研究分担者 |
鈴木 浩一 自治医科大学, 医学部, 准教授 (70332369)
力山 敏樹 自治医科大学, 医学部, 教授 (80343060)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | デジタル PCR / 血中モニタリング / KRAS / 大腸癌 / 膵癌 / EGFR / Liquid Biopsy / 抗がん剤感受性 / ゲノムプロファイル |
研究成果の概要 |
(1)デジタルPCRによるリキッドバイオプシー:膵がん患者の血漿検体を収集し、デジタルPCRを用いて血中モニタリングを行い、KRAS循環腫瘍DNAの検出の臨床的意義を検討しました。膵がん患者においては、術後再発の有無にかかわらず予後を反映し、化学療法の治療効果と相関することが明らかとなりました(PLOS ONE 2019)。さらに循環腫瘍DNA(ctDNA)遺伝子パネルを用いて標的分子を197遺伝子に広げました。 (2)オンチップソーティングシステムを用いてCTCを抽出し、全ゲノム増幅を行い、次世代シークエンサーで解析を行うプラットフォームの構築を進めています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転移や治療の過程でKRAS statusを捉える事で、治療のコンビネーションや薬剤の再利用など新たな選択肢が飛躍的に広がります。さらに標的分子を増やすことにより、個人の疾患プロファイルの構築が可能となります。血中モニタリングを行う事でリアルタイムに個人の疾患プロファイルの変化を捉え、治療や予防に応用する新たな個別化医療のアプローチです。個人のゲノムプロファイルを特定し、その標的分子を簡便かつ低侵襲な方法で経時的に追跡する一連の手法は、発癌リスクの特定のみならず、炎症性疾患や成人病といった複雑な要因からなる様々な疾患にも応用が可能です。
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