研究課題/領域番号 |
17K10659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
衣笠 哲史 久留米大学, 医学部, 准教授 (90279266)
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研究分担者 |
角田 俊之 福岡大学, 医学部, 准教授 (70444817)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎 / 癌化 / ポシティブフィードバック因子 / 癌化ハイリスク症例の選別 / 潰瘍性大腸炎の癌化 / 遺伝子解析 / 炎症促進因子 / 造腫瘍機構 / 炎症性腸疾患 |
研究成果の概要 |
潰瘍性大腸炎(UC)患者に対する癌化ハイリスク症例の選別のためにUC癌合併症例でその癌病変が同一症例の正常粘膜よりも発現が増強し、sporadic大腸癌患者では発現が増加していないものを検索するためcDNAマイクロアレイ解析を行った。Claudin 2、CEACAM6、PDE4などが抽出され、UCの癌組織ではCEACAM6とE.coli由来のLipopolysaccharideが同じ部位に発現していることを確認した。PDE4阻害剤より3次元培養変異KRAS陽性細胞塊の内腔のアポトーシスを誘導し、PDE4が癌化 において重要な変異KRASシグナルであることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織を用いた今回の検討で抽出されたClaudin 2、CEACAM6、PDE4などは、接着性侵襲性大腸菌の活動に関わっていることが分かった。接着性侵襲性大腸菌はCD患者の炎症が悪化した腸管の環境下に発現が増強する蛋白質である。また、PDE4はTNFαやINFγなどの炎症性サイトカインを誘導するため、ポジティブフィードバック因子の可能性が示唆された。以上のことから、これらの発現はUC患者に対するColitic Associated Cancerの早期診断・治療など臨床応用への展開できることが期待される。
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