研究課題/領域番号 |
17K10664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
清水 明 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (00447773)
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研究分担者 |
本山 博章 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (20569587)
宮川 眞一 信州大学, 医学部, 特任教授 (80229806)
小林 聡 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (90334903)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ALPPS / NOS / NO誘導 / 肝再生 / 外科 |
研究成果の概要 |
Associating Liver Partition and Portal vein ligation for Staged hepatectomy(ALPPS)手術における,門脈塞栓術を凌駕する迅速な肝再生現象の原因は明らかでない. 我々は,ラット門脈結紮(PVL)モデルとALPPSモデル,ならびにALPPSモデルの虚血肝領域を切除する肝切除モデル(Hx)を確立して,それぞれの手術の動門脈血流動態の差とeNOSの関連に着目し,ALPPSの肝再生促進にeNOS活性化が関与していることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALPPS手術に関して,肝血流動態やeNOS活性化に着目した基礎研究報告はなく,本研究は極めて独創的であると考えられる.本研究の意義は,ALPPS手術でみられる迅速な肝再生促進因子を同定しその解析を行うことにより,(1) 現存する治療法よりも効率的な肝再生と代償性肥大を促す治療法の開発により,大量肝切除後の肝不全リスクを低減し,肝胆道癌手術の安全性・確実性の向上に貢献する点,(2) 肝移植以外に治療選択肢のない肝不全症例において,将来的に既存の肝細胞・肝組織の再生を促す移植代替療法,もしくは肝機能を維持し移植待機可能期間の延長をもたらす中継療法を開発するための端緒となりうる点,にある.
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