研究課題/領域番号 |
17K10709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 崇文 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10747257)
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研究分担者 |
齊藤 健太 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10770240)
松尾 洋一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (40381800)
今藤 裕之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (80790641)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | Girdin / 膵癌 / 遊走能 / 血管新生能 / VEGF-A / 移動能 / 血管新生因子 / IL-8 / 浸潤能 / 血管新生 / 局所進展 / 神経浸潤 / 耐性株 |
研究成果の概要 |
アクチン結合タンパクGirdinは,主に細胞運動に関与していることで知られている.近年では,複数の癌腫において,浸潤および転移への関与が報告されている.本研究では,Girdinが膵癌における遊走能および血管新生に深く関与していることが示唆された.また,膵癌における遊走にはEGFシグナルを介したGirdinの活性化が関わっていることも推測された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は消化器癌の中でも悪性度が極めて高く,既存の治療を行っても5年生存率が20%にも満たない.他の消化器癌では,その進展における分子メカニズムが解明されつつあり,それに対する分子標的治療薬も標準治療となってきているが,膵癌においてはいまだ実用化に至っていない.膵癌は特に局所浸潤能が高いことがその悪性度の理由の一つと考えられ,本研究では,細胞運動に関するGirdinの機能解析を中心に行い,膵癌遊走能および血管新生能への関与が示唆された.これにより,Girdinが膵癌の新たな治療ターゲットとなり,膵癌治療におけるブレイクスルーとなることが期待される.
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