研究課題/領域番号 |
17K10749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 晃太 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (00753542)
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研究分担者 |
赤木 大輔 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (20464753)
保科 克行 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90571761)
渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 動静脈瘻 / 開存率 / マウス / EphB4 / Akt-1 / シルデナフィル / 動静脈瘻モデル / 小動物用エコー / 末梢静脈 / 腎不全 / 発達不全 |
研究成果の概要 |
実験成果としては2つある。 1.動静脈瘻の開存率にEphB4およびとAkt1の関連について:マウスにおける動静脈瘻の静脈標本においてEphB4およびAkt1はともに7-21日目をピークに増加していることが判明した。またこれらをそれぞれ刺激または抑制することで静脈の径および壁の厚さをコントロールできることがわかった。 2.動静脈瘻開存率の長期開存にシルデナフィルの関与について:当初は1のみで予定していたがこれらの結果を踏まえてシルデナフィルの関与を考慮し追加実験を計画した。最終結果には至っていないがシルデナフィルの投与法の確立および副作用なく投与可能であることの確認までは行うことができている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎不全患者における自家動静脈瘻は人工透析用アクセスの第一選択でありながらも他の一般的手術と比較して手術成績が悪く、腎不全患者の生活の質( QOL )を 損なう一因となっている。本研究はその改善のきっかけとなるべく始まっており動静脈瘻の成熟と不全を司る分子生物学的なメカニズムの一部は解明されたと考えている。 そのメカニズムに対して積極的に介入する基礎実験の途中であり、今後も当施設および関連施設でこの研究を継続することが重要であるが、本実験の後半で改めてたてた仮説が証明されれば既にヒトに使用されている薬物もあるので確実に早期に手術成績(長期開存率)の改善へとにつながると思われる。
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