研究課題/領域番号 |
17K10775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀海 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (60422226)
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研究分担者 |
金田 篤志 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (10313024)
中島 崇裕 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (20400913)
吉野 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40281547)
本橋 新一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (60345022)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肺癌 / 免疫チェックポイント阻害療法 / エピトープ / 治療予測因子 / 非小細胞肺癌 / 免疫チェックポイント / 免疫学 / 外科 / 癌 |
研究成果の概要 |
免疫チェックポイント阻害療法は、遺伝子変異の多い悪性黒色腫や肺癌で有効性が認められていることから変異蛋白由来の抗原が標的になっている可能性がある。免疫チェックポイント阻害療法は著効する症例から無効な症例の見極めが課題である。本研究の目的は、日本人の非小細胞肺癌における免疫チェックポイント阻害療法の標的および治療反応予測因子を検討することである。そのためにまず当施設で非小細胞肺癌に対し根治手術が施行された症例で術後に免疫チェックポイント阻害療法を施行された症例を集積した。その結果手術検体から採取されたPD-L1染色の割合が治療反応予測因子として有用であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EGFR等の分子標的薬に続いて、肺癌の治療において免疫チェックポイント阻害療法がその効果の高さからますまず注目が高まっている。これまでに見られなかった効果を示す症例が散見され、またその持続効果の長さも特徴的だが、治療予測因子に関しては明らかとされていない。今回我々ば手術後の免疫チェックポイント阻害療法を施行した患者のPD-L1測定値が治療予測因子と相関し予後予測因子となる可能性を示した。さらに今回は完遂できなかったがエピトープ解析を加えることにより今後周術期治療等にもますます適応が拡大する免疫チェックポイント阻害療法の適切な症例選択に役立つ研究となることが期待される。
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